CANNES GALA ×暖流

1895年、フランス・パリの地下。
リュミエール兄弟が映像を披露したその日から、映画の歴史は幕を開けました。
それから130年、この総合芸術は世界中の想いと文化をつないできました。

ちょうど同じ頃、1882年。
パリからはるか東の地にある小さな島、沖縄県那覇市繁多川で神村酒造は誕生しました。
人と人のご縁をつなぐ酒として、600年以上続く泡盛の文化を受け継いできました。

その2つが今年、
フランス「CANNES GALA」で出会います。
各国から映画人と文化人が集う場で、
沖縄の酒として「暖流」が振る舞われ、
映画の感動をより味わい深いものにします。

映画誕生130年と、神村酒造誕生143年。
時を超え、海を越え、巡りあった奇跡のようなご縁を大切にしていきたい。
心からの願いを込めて、これまでの歴史とこれからの未来に、乾杯。

歴史の出会いに、乾杯。

CANNES×暖流

2025年5月18日、フランス・カンヌ国際映画祭の「CANNES GALA」において、神村酒造の「暖流 BLESS」と「暖流 CRAFT」が振る舞われました。このことは神村酒造にとって大変名誉なことです。同時に、泡盛の魅力や沖縄の歴史・文化・暖かさを世界に届けるチャンスや挑戦でもあります。沖縄の伝統的酒器「カラカラとチブグヮー」を使用して、食後のラズベリータルトと一緒にお楽しみいただきました。

暖流BLESS

お祝いを華やかに彩る。特別な暖流です。

「暖流」が世界へ船出したご縁を祝し誕生したのが『暖流BLESS』です。40年間熟成させた琥珀色の古酒や18年熟成の伝統的な古酒、酵母違いの古酒など7種をブレンドしました。人生に訪れる特別なお祝いを、華やかに彩る。そんな「BLESSの願い」を込めています。


ハチミツのような自然な甘い香りと、レーズンのような芳醇な香りが特徴で、口に含むと、アーモンドのような香ばしさとともに、滑らかで深みのある余韻が感じられます。樽熟成と伝統的な古酒が織りなす深い調和をお楽しみください。

ブレンド監修:渡久地洋平(神村酒造工場長/2023年泡盛ブレンダーオブザイヤー受賞)

おすすめの楽しみ方

  • 食後酒として楽しむことをおすすめします。
  • 沖縄の伝統的酒器チブグヮーやワイングラスなどを使用して、まずは香りを楽しみ、そして常温のままストレートで、少量ずつゆっくりとお召し上がりください。
  • スイーツとのペアリングもぜひお試しください。

暖流CLAFT

幸せが、香りますように。

「暖流」のラベルに描かれているのは、琉球王国時代の進貢船。黒潮「暖流」の荒波を越え、文化を運んだ先人たちの勇気と精神を受け継ぎたいという思いが込められています。その暖流が今、世界の舞台へと漕ぎ出しました。大変光栄で、とても嬉しく思っています

厳選されたオーク樽に貯蔵した3年以上の古酒と、タンク貯蔵の古酒を贅沢に使用して造りました。オーク樽由来の香りがきわだち、鼻に抜けるバニラのような甘い香りと飲み応え、心地良い余韻が特徴です。家族やパートナー、友人たち。大切な人との大切なご縁がゆっくりと深まり、幸せなひとときになることを願っています。​​

おすすめの楽しみ方

  • ストレートで香りをお楽しみください。
    常温のままグラスに注いでください。
    まずは注ぎたての香り、グラスを回した後の香り、時間が経った後の香りをお楽しみください。
  • お好みでオンザロックや水割り、炭酸割りで。
    水割りは、暖流CRAFT:水=3:7
    炭酸割りは、暖流CRAFT:炭酸水=1:3
  • チョコレートやチーズとのペアリングもおすすめです。

受賞歴

2025年
 SFWSCサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 金賞(Gold)受賞

2023年
 SFWSCサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション最高金賞(Double Gold)受賞
 泡盛鑑評会県知事賞受賞(最高賞)
2022年
 SFWSCサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 金賞(Gold)受賞
 TWSC東京ウィスキー&スピリッツ焼酎部門 金賞
2021年
 SFWSCサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション 金賞(Gold)受賞
 ITQI(国際味覚審査会)5年連続二つ星受賞(2017年~2021年)

暖流の挑戦

初めて、樽熟成に挑んだ泡盛。

第二次世界大戦により、泡盛は壊滅的な状況に陥りました。神村酒造もそのひとつ。工場設備と貯蔵していたお酒をすべて失いました。当時、沖縄で飲めるお酒といえば、アメリカから輸入されてくるビールやウィスキーなどがほとんど。いつの間にか、泡盛を飲むことが当たり前ではなくなっていました。しかし、泡盛は大事な文化です。その魅力を伝えたい、笑顔が溢れていたあの光景をもう一度広めたい。そう願い、三代目神村盛英は新しい酒造りに挑戦しました。それは、「飲まれているウイスキーと飲ませたい泡盛をつなぐような泡盛​​」を造ること。研究開発に10年の歳月をかけ、1968年に誕生したのが、暖流です​​。泡盛本来のお米の甘さと、ウィスキーのようなオーク樽の甘い香り。樽貯蔵泡盛の先駆けとなりました。ハイボールのようなソーダ割りが人気で、その愛称は「暖ボール」。若い世代や女性にも親しまれる存在となっています。​​

泡盛の歴史

600年前に生まれた、おもてなしの酒。

日本最古の蒸留酒「泡盛」が生まれたのは、14世紀末。沖縄が琉球王国と呼ばれていた時代です。中国や東南アジアとの交易の中で、原料のインディカ米や蒸留技術がもたらされ、王府が直轄して造る酒として貴ばれました。来賓をもてなす酒であり、人と人をつなぐ酒。首里の城下で育まれたその文化は、今なお深く息づいています。泡盛は、沖縄の風土が育む酒です。​​インディカ米、黒麹菌、そして高温多湿の気候。これらが絶妙に調和することで、独特な深みとまろやかさが生まれます。

神村酒造の想い

1杯の泡盛に、140年の物語。

神村酒造が生まれたのは、1882年。沖縄県那覇市繁多川で、小さな家族経営の酒蔵として泡盛造りをはじめました。夕方くらいになると地元の方々がやってきて、他愛もない話で笑いあい、心あたたまる時間を過ごしていたそうです。こだわりは、職人が手間暇かけて育てる米麹。豊かな香りとやさしい甘みは「やすらぎを与える酒」として親しまれています。現在の地に移転したのは1999年のこと。「造り手が気持ちの良い場所だからこそ、おいしい泡盛になる」という信念で、自然豊かな石川高原の麓​​にやってきました。泡盛づくりを体感できる工場見学や泡盛とのペアリング体験、地元のみなさまやお客さまと祝う感謝祭など、泡盛の文化と魅力を次の世代へと語り継いでいます。​​

飲酒は20歳から。飲酒運転は法律で禁じられています。
飲酒は適量を。妊娠中や授乳中の飲酒はお控えください。

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