1.原料
原料には硬質米のタイ米を使用しています。
硬質で長い粒のインド種(インディカ米)であるタイ米は、麹菌のつきがよく、酒にコクと旨みをたっぷりもたらします。
2.洗米・浸漬
原料米に付いている糠(ぬか)を取除くために丹念に洗米を行います。
その後、水を溜め、蒸すのに必要な水分を原料米に浸漬させます。
3.蒸米
浸漬した原料米を十分に水切りした後、蒸気で原料米を蒸しあげます。
原料米は、蒸すことにより麹を造りやすい状態になります。
4.種付け
蒸し上がった原料米を適温まで冷まし、黒麹菌を散布します。
5.製麹
黒麹菌を散布した原料米を製麹棚(三角棚)に移し、温度管理をしながら麹の生育をはかります。
黒麹菌の生育により、原料米のデンプンがブドウ糖へと変化していきます。
6.モロミ
仕込容器(モロミタンク)に生育した米麹と水、酵母を加えて発酵させ、モロミを造ります。
約2週間でアルコール度数18%前後のモロミが出来上がります。
7.蒸留
発酵し熟成したモロミを蒸留機に入れて蒸留することにより、泡盛が誕生します。
アルコールが水より低温で沸騰する性質をうまく利用しています。
8.貯蔵
泡盛はカメやタンク・樫樽等に入れて貯蔵します。
長期間貯蔵することにより熟成し味わい深い古酒へと成長します。
9.詰め
貯蔵した泡盛を商品別に瓶や壷に詰め、ラベルを貼り、箱詰めをして仕上げます。
貯蔵年数やアルコール度数、容量や容器等によって商品が区別され、皆様のもとへと出荷されて行きます。
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